美ら海水族館にジュゴンはいないの?
ジュゴンは沖縄の海の象徴とも言われる生き物ですが、実は美ら海水族館ではその姿を見ることができません。
この記事では、美ら海水族館にジュゴンがいない理由や代わりに出会えるマナティとの違いを解説します。
「ジュゴンとマナティ、何が違うの?」「本物のジュゴンを見るにはどうしたらいいの?」そんな疑問に、答えていきます。
水族館をもっと楽しみたい方や、沖縄の海のことを深く知りたい方にも役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 美ら海水族館にいるのはアメリカマナティ
- ジュゴンを見るなら三重県の鳥羽水族館
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美ら海水族館にジュゴンはいない理由を解説


美ら海水族館にジュゴンはいない理由を解説します。
ジュゴンがいない背景と沖縄近海の現状
美ら海水族館にジュゴンがいないこと、気になる方も多いですよね。
そもそも、ジュゴンは沖縄近海に昔から生息している生き物で、沖縄の海の象徴としても知られてきました。
ですが、今ではその数が極端に少なくなり、絶滅寸前とまで言われているのが現状です。
理由は、沿岸の開発や海洋汚染、そして漁業の影響など、さまざまな人間活動が生息地をどんどん狭めてしまったためです。
また、漁網にかかってしまう“混獲”や、海草場の消失も大きな問題で、実際に沖縄でもジュゴンの目撃情報はごくわずかしかありません。
「沖縄でジュゴンが当たり前に見られる時代が、また来てほしいな」と思わずにはいられません。
ジュゴン飼育が難しい本当の理由
ジュゴンが美ら海水族館で見られない最大の理由は、その「飼育の難しさ」にあります。
ジュゴンは、とてもデリケートでストレスに弱く、環境の変化にもなかなか適応できません。
特に、彼らは特定の海草しか食べず、その量も1日で体重の約10%近くを食べるほど。
このため、人工的な環境で長期間飼育するには、膨大なスペースと海草の安定供給、そして専門的な知識や技術が必要になるんです。
さらに、ジュゴンは国際的にも絶滅危惧種に指定されていて、飼育や移動は法規制でがっちり守られています。
日本でも過去に飼育に挑戦した例はありましたが、うまくいかず長期飼育の成功例はありません。
「生きたジュゴンを水族館で見る日」は、今はなかなか難しいのが現実なんですよね。
それだけ繊細な存在だからこそ、海で自由に生きていてほしいなって、思わず応援したくなります。
国内でジュゴンが見られる唯一の場所


水族館名 | 所在地 | 展示されているジュゴン |
---|---|---|
鳥羽水族館 | 三重県鳥羽市 | セレナ(メス) |
美ら海水族館 | 沖縄県本部町 | なし |
鳥羽水族館では、メスの「セレナ」が長年飼育されており、2024年には37周年を迎えています。
セレナは生まれて半年で保護されてから、世界最長の飼育記録を更新中なんです。
ここでは、ジュゴンの生態や環境保護の大切さについて、わかりやすく学ぶことができます。



どうしてもジュゴンが見たい!という方は、鳥羽水族館を訪れてみてくださいね。
美ら海水族館で会えるマナティとの違いは?


美ら海水族館で会えるマナティとジュゴンの違いについて解説します。
ジュゴンとマナティの見た目の違い
マナティとジュゴンは、どちらも「海牛目」というグループに属していますが、外見には結構な違いがあります。
ジュゴンは、尾びれが三日月型でシャープな形をしています。
一方、マナティの尾びれは「うちわ型」と言われるように丸く広がったパドル型。
また、口の向きも違っていて、ジュゴンは下向きで海底の海草を食べやすい口、マナティは前向きで水面や水中の植物を食べやすくできています。
体のサイズも微妙に違い、マナティは最大4m、体重も1,500kgを超えることがあり、ジュゴンは2.4~3m、230~500kgくらい。
並んで泳いでいたら、きっと違いが一目で分かると思います。



ジュゴンは見たことないけど、美ら海水族館のマナティはかなり大きかったですよ。
現在、マナティの写真撮影は禁止されていますので注意。
項目 | ジュゴン | マナティ |
---|---|---|
尾びれ | 三日月型 | うちわ型(パドル型) |
口の向き | 下向き | 前向き |
体長・体重 | 2.4〜3m・230〜500kg | 最大4m・最大1,590kg |
寿命 | 最大70年 | 最大60年 |
胸びれ | シンプル | 曲がる、物をつかむ |
生息地や生態・性格の違い
生息する場所にも違いがあります。
ジュゴンは東アフリカ~オーストラリアまでの浅い海、特に海草が豊富な沿岸部にしかいません。
マナティは淡水と海水の両方に適応でき、アマゾン川やカリブ海、西アフリカなど幅広い場所に暮らしています。
性格も意外と違っていて、ジュゴンは単独行動が多くちょっとシャイな印象。
マナティは時々グループで過ごすこともあって、人懐っこい一面も持っているんです。
また、マナティは音や光に敏感なので、静かに見守るのがベスト。
同じ海の仲間でも、性格も暮らし方も違うんだな~と知ると、観察の楽しみも増えますよね。
美ら海水族館で観察できるマナティ
美ら海水族館で見られるのは「アメリカマナティ」。
今は親子の「マヤ」と「キュウ」が飼育されています。
名前 | 性別 | 生年月日 | 出生地 |
---|---|---|---|
マヤ | メス | 2001年 | メキシコ |
キュウ | オス | 2021年6月16日 | 美ら海水族館 |
マナティ館では、水上と水中の両方から観察できるように設計されているので、のんびり泳ぐ姿やごはんを食べる様子までばっちり見られます。
特に人気なのは、1日1組限定で行われる「マナティ体験学習」。
飼育員さんの解説つきでマナティにエサやりができたり、普段は入れないバックヤードも見学できるスペシャルなプログラムです。
「キュウ」の誕生や成長エピソードも見どころなので、ぜひ現地でチェックしてみてください!
私もマナティ館でずーっと癒されていたことがあります。
あののんびりした動き、何時間でも見ていられますよ。
マナティ体験・グッズ・楽しみ方
美ら海水族館の楽しみは、観察だけじゃありません!
マナティやジュゴンをモチーフにしたオリジナルグッズもたくさん販売されています。
ぬいぐるみ、キーホルダー、マスコットなど、どれもリアルで可愛くて、ついついお土産に買いたくなります。
特に「リアルマナティぬいぐるみ」は、体のしわや口元まで再現されていて抱き心地も抜群。
他にも「ねむたんマナティー」みたいな癒し系アイテムや、ジュゴン&マナティのセットマスコットも人気です。
グッズショップは館内にも公式オンラインにもあるので、遠方の方も安心。
また、体験学習や観察を通して、マナティの生態や保護についても楽しく学べますよ。
美ら海水族館にジュゴンはいない!いるのはマナティ!違いまとめ
美ら海水族館にはジュゴンがいない理由として、飼育の難しさや絶滅危惧種としての保護の必要性が挙げられます。
ジュゴンはとても繊細な生き物で、広大な環境と特定の海草が不可欠なため、水族館で長期飼育するのはほぼ不可能です。
国内でジュゴンを見られるのは三重県の鳥羽水族館だけで、美ら海水族館ではアメリカマナティが展示されています。
マナティとジュゴンは見た目や生態に違いがあり、それぞれに魅力的な特徴を持っています。
美ら海水族館では、マナティの親子を間近で観察したり、体験学習やオリジナルグッズなども楽しむことができます。
この記事を通して、ジュゴンとマナティの違いや、沖縄の海洋生物の現状について知識を深めていただければ幸いです。
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